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特集 専門医必携 新外科手術書―新しい手術手技のエッセンス
IV. 大腸
2.横行結腸癌に対する定型的腹腔鏡下横行結腸部分切除術D3郭清術の手術手技
Surgical procedure of laparoscopic partial transverse colectomy with D3 dissection for transverse colon cancer
渡邉 純
1
,
諏訪 雄亮
1
,
石部 敦士
1
,
遠藤 格
1
J. Watanabe
1
,
Y. Suwa
1
,
A. Ishibe
1
,
I. Endo
1
1横浜市立大学
キーワード:
横行結腸癌
,
腹腔鏡手術
,
ICG蛍光法
,
副中結腸動脈
Keyword:
横行結腸癌
,
腹腔鏡手術
,
ICG蛍光法
,
副中結腸動脈
pp.488-493
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_488
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横行結腸癌の手術は上腸間膜動脈(SMA),上腸間膜静脈(SMV)の血管分岐に変異が多く,郭清範囲の決定に苦慮することも多い.また,膵臓,十二指腸,胃間膜などと接しており,剝離・授動の難易度が高い.さらに,腫瘍の局在によってD3郭清において処理する中枢側血管が異なり,特に脾彎曲寄りの横行結腸癌では副中結腸動脈(aMCA)の存在に注意するべきである.また,aMCAの郭清手技も難易度が高いと考えられる.
© Nankodo Co., Ltd., 2021