手術手技
腹腔鏡下結腸切除術における体腔内吻合時のPfannenstiel法による小開腹
宮城 良浩
1
,
金城 達也
1
,
高槻 光寿
1
1琉球大学大学院消化器・腫瘍外科学講座
キーワード:
Pfannenstiel切開
,
体腔内吻合
,
腹壁瘢痕ヘルニア
Keyword:
Pfannenstiel切開
,
体腔内吻合
,
腹壁瘢痕ヘルニア
pp.1423-1427
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003474
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Pfannenstiel法は恥骨頭側に横切開を置く,婦人科領域で頻用される骨盤臓器へのアクセス法であるが,一般的な開腹法に比べて腹壁瘢痕ヘルニアの発生率が低いと報告されている1-4)。欧米のヘルニア学会ガイドラインでも,腹壁瘢痕ヘルニアのリスクを下げるため,標本摘出創は正中を避けることが推奨されている5)。また,従来の臍部切開より創感染リスクも低いとされている1)。
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