特集 一般外科医として押さえておくべき外来処置と小手術
肛門周囲膿瘍に対する切開排膿術
松田 聡
1
,
尾田 典隆
1
,
新井 賢一郎
1
,
松永 篤志
1
,
中井 勝彦
1
,
川上 和彦
1
1松愛会 松田病院
キーワード:
肛門周囲膿瘍
,
切開排膿術
Keyword:
肛門周囲膿瘍
,
切開排膿術
pp.2075-2082
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004193
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肛門周囲膿瘍は,外科医であれば一度は遭遇する頻度の高い疾患である。多くは耐え難い肛門痛で受診し緊急切開排膿術を要するため,迅速な診断と治療方針の決定が求められる。切開排膿術は,やみくもでなく肛門機能に配慮しつつ,痔瘻根治術を見据えた十分なドレナージを得ることがポイントとなる。また,フルニエ壊疽,クローン病などに起因する緊急性を要する膿瘍を見逃さないことも重要である。
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