特集 誌上ディベート ロボット支援肝胆膵外科手術のpros and cons ―近未来のスタンダードとなり得るか―
3.近未来の生体肝移植ドナー手術 2)ロボット支援手術の立場から
髙原 武志
1
,
小島 正之
1
,
岩間 英明
1
,
内田 雄一郎
1
,
須田 康一
1
1藤田医科大学総合消化器外科
キーワード:
低侵襲手術
,
ロボット支援肝切除
,
腹腔鏡下ドナー肝切除
Keyword:
低侵襲手術
,
ロボット支援肝切除
,
腹腔鏡下ドナー肝切除
pp.1883-1890
発行日 2024年11月15日
Published Date 2024/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000004151
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1 ロボット支援肝切除の国内外での現状
低侵襲手術(minimally invasive surgery;MIS)による肝切除は,従来の開腹手術に比べて体壁破壊を抑え,患者の身体的負担を軽減する技術を用いた肝臓手術である。主に腹腔鏡手術およびロボット支援手術が含まれる。この手術は,肝臓に発生した腫瘍や病変を摘出するために行われ,患者の術後回復を早めること,術後疼痛を軽減すること,さらに術後合併症のリスクを低減することを目的としている。
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