Japanese
English
特集 移植医療の最前線
I. 肝
3．生体肝移植ドナーにおける低侵襲手術
Minimally invasive living donor hepatectomy
奥村 晋也
1
,
伊藤 孝司
1
,
小木曾 聡
1
,
小川 絵里
1
,
岡本 竜弥
1
,
石井 隆道
1
,
波多野 悦朗
1
S. Okumura
1
,
T. Ito
1
,
S. Ogiso
1
,
E. Ogawa
1
,
T. Okamoto
1
,
T. Ishii
1
,
E. Hatano
1
1京都大学肝胆膵・移植外科/小児外科
キーワード：
生体肝移植ドナー
,
低侵襲手術
,
腹腔鏡下外側区域グラフト採取術
,
ハイブリッド手術
Keyword:
生体肝移植ドナー
,
低侵襲手術
,
腹腔鏡下外側区域グラフト採取術
,
ハイブリッド手術
pp.115-120
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka87_115
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生体肝移植ドナー手術は，ドナーの安全性確保と移植肝グラフトの質の担保が必要である．またドナーの身体的負担を考慮すると，可能な限り低侵襲な手術を行うことが望ましい．本邦では2022年より小児肝移植におけるドナー手術として腹腔鏡下外側区域グラフト採取術が保険収載され，各施設で導入がすすめられている．諸外国では，成人肝移植における左葉/右葉グラフト採取術においても，腹腔鏡下手術やロボット支援下手術による取り組みがすすめられているが，合併症の低減やグラフトの質の担保など，いまだ課題もある．
© Nankodo Co., Ltd., 2025
