特集 鼠径部・腹壁瘢痕ヘルニア手術を極める―直達手術から腹腔鏡・ロボット支援手術まで
Ⅰ.総論 3)鼠径部ヘルニア手術の教育
倉島 庸
1
1北海道大学医学研究院消化器外科学教室Ⅱ
キーワード:
TAPP(transabdominal preperitoneal approach)
,
TEP(totally extra peritoneal approach)
,
surgical education
Keyword:
TAPP(transabdominal preperitoneal approach)
,
TEP(totally extra peritoneal approach)
,
surgical education
pp.1169-1175
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003974
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高齢化による人口構成層の変化や生活環境の変化に伴い,わが国の悪性疾患罹患率は過去10年単位で変化してきたが,良性疾患である鼠径ヘルニアは現在においても一般外科領域において最も多く外科治療の適応となる疾患の1つである。そして,鼠径ヘルニア修復術は手術の難度からも外科を専攻したばかりの若手外科医が執刀する機会が多い手術である。
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