特集 後腹膜アプローチを活用した消化器内視鏡外科手術
Ⅱ.手術手技 4)後腹膜アプローチ(Retlap)を活用した腹腔鏡下脾臓摘出術
木口 剛造
1
1関西医科大学附属病院肝臓外科
キーワード:
門脈圧亢進症
,
腹腔鏡下脾臓摘出術
,
Retlap
Keyword:
門脈圧亢進症
,
腹腔鏡下脾臓摘出術
,
Retlap
pp.931-938
発行日 2024年5月15日
Published Date 2024/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003898
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後腹膜アプローチによる腹腔鏡下脾摘出術は一般的に行われてはおらず,腹腔内アプローチが主流となっている。
脾摘出術の適応となる疾患には,門脈圧亢進症を伴う症例も多く,巨脾の取り扱い・脾門部の安全な血管処理・脾門部に近接する膵尾部損傷の防止・脾門部背側の側副血行路の損傷の防止などの観点において,腹腔内アプローチでは安全性や再現性に限界があると考えている。
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