特集 腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)の現状と展望
Ⅰ.総論 1)LECS:開発の歴史
鷲尾 真理愛
1
,
比企 直樹
1
,
中馬 基博
1
,
櫻谷 美貴子
1
,
新原 正大
1
,
細田 桂
1
1北里大学医学部上部消化管外科学
キーワード:
LECS
,
Inverted LECS
,
胃粘膜下腫瘍
Keyword:
LECS
,
Inverted LECS
,
胃粘膜下腫瘍
pp.1625-1629
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002451
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胃局所切除はリンパ節転移の可能性の低い胃癌に対する術式として20世紀の終盤より導入されはじめ,1993年には腹腔鏡下胃局所切除の報告がなされた1)。しかし,腫瘍の位置を胃の漿膜側から正確に診断することは難しく,腫瘍部位を挙上して外科的に局所切除をする方法では局所再発が多かった2)。
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