手術症例報告
出血性ショックをきたした巨大破裂肝囊胞の1救命例
丸川 大輝
1
,
柏﨑 正樹
1
,
井上 卓哉
1
,
松本 謙一
1
,
三宅 正和
1
,
種村 匡宏
1
1りんくう総合医療センター外科
キーワード:
肝囊胞破裂
,
腹腔内出血
,
肝切除
Keyword:
肝囊胞破裂
,
腹腔内出血
,
肝切除
pp.1315-1322
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003435
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肝囊胞は日常診療で比較的よく遭遇する疾患であり,多くの場合は無症状で治療対象とならず経過観察となる。しかし,5%以下と比較的まれではあるが,破裂,感染,出血,癌化,囊胞の圧迫による腹痛,肝機能障害などの症状を認め,治療を要する症例があるとされており1),なかでも肝囊胞の破裂はまれである。
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