特集 必携 ロボット支援下消化器外科手術―基本手技とトラブルシューティング
Ⅳ.肝胆膵領域 3)ロボット支援下膵頭十二指腸切除術
仲田 興平
1
,
中村 雅史
1
1九州大学病院臨床・腫瘍外科
キーワード:
ロボット支援手術
,
膵頭十二指腸切除
,
左側アプローチ
Keyword:
ロボット支援手術
,
膵頭十二指腸切除
,
左側アプローチ
pp.1239-1247
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003426
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ロボット支援下膵頭十二指腸切除術(robotic pancreatoduodenectomy;RPD)は切除,再建含めて,多くの工程を伴い,技術難度が高い術式である。また,症例によっては炎症を伴うことも多く,術中出血などのトラブルを伴いやすい。そのため厳格な施設基準が設定されている。また,安全な導入のためには導入初期は炎症のない低悪性度腫瘍から開始すべきである。当科ではこれまでに60例のRPDを経験しているが,導入当初から現在に至るまで,アプローチを含めてさまざまな手技の変遷を経てきた。本稿では現時点での当科でのRPDの手技に関して概説する。
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