Ⅳ 肝胆膵 12 ロボット支援下膵頭十二指腸切除術

多くの消化器外科領域でロボット支援手術は増加傾向にある。2020年4月に郭清を伴うロボット支援下膵頭十二指腸切除術（robotic-assisted pancreaticoduodenectomy；RPD）が保険収載され，さまざまな施設で導入が進んでいる。しかし，RPDは複雑な操作を必要とし，他の内視鏡外科手術と比較して難度が高い。当科ではチームによる手術の定形化を図り，安定した手術手技を心掛けている。常に無駄のない操作や助手との連携を細かく確認・修正し，手術時間の短縮や安全な手術を追求している。