特集 肛門疾患手術入門─痔核・痔瘻・裂肛
Ⅰ.総論 2)痔核・痔瘻・裂肛の診断と治療
鮫島 隆志
1
,
江藤 忠明
1
,
緒方 俊二
1
,
鮫島 加奈子
1
,
山元 由芙子
1
,
鮫島 由規則
1
1潤愛会 鮫島病院
キーワード:
三大肛門疾患の診断と治療
Keyword:
三大肛門疾患の診断と治療
pp.1909-1916
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003072
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肛門部の診察は一般の診療と同様,問診,視診,触診(指診)であるが,患者は不安と羞恥心をもつため,短時間で正確に,愛護的に行う必要がある。痔核・痔瘻・裂肛は三大肛門疾患といわれる。いずれの疾患も比較的若い年齢層に多い。そのため患者の多くは保存的で早く済む治療を希望する。また,これら器質的疾患,炎症性疾患のみならず,機能性疾患や腫瘍性疾患など,それぞれの臨床的特徴を見極めることが正しい治療につながる。
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