Japanese
English
今月の小外科・13
痔核と痔瘻の治療
The Treatment of the Hemorrhoid and Fistulain Ano
工藤 達之
1
Tatsuyuki KUDO
1
1慶應義塾大學外科
1Keiogijuku Univ.
pp.185-186
発行日 1951年4月20日
Published Date 1951/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200801
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
肛門の外科的疾患のなかには小外科の範囲に入れて取扱い得ない樣なものもあるが,工夫次第では可成りのところ迄外来的に処置が可能であり,又かなりよい成績を挙げることが出来る.然し外来的に取扱うためには,医師の目を離れた後に不測の事故の起らぬ樣に万全の考慮を拂つておかないととんだ失敗を演ずることゝなる.
さて此処には從来から行れれている血栓性痔核の処置,肛囲膿瘍の切開,裂肛の小処置等の他に痔核の切除,痔瘻の切開迄を外来的に取扱うことゝし,著者の経驗を基として簡單に記して見る.
Copyright © 1951, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.