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特集 めざせ外科専門医! これだけは押さえておこう 一般・消化器外科の手術の基本(2)
5.痔核・裂肛・痔瘻
Surgical treatment of hemorrhoids, fissure, and anal fistula
松尾 恵五
1
K. Matsuo
1
1東葛辻仲病院
キーワード:
痔核
,
裂肛
,
痔瘻
,
手術治療
Keyword:
痔核
,
裂肛
,
痔瘻
,
手術治療
pp.897-904
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_897
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痔核は単なる肛門静脈瘤ではなく肛門クッションの肥大・変性のために出血や脱出などの症状を呈するものであり,手術に際しては機能温存と整容性の両立をめざし修練を積み,過大切除によって術後狭窄をきたさないように注意をする.
裂肛は肛門狭窄が生じたときにその狭窄の主体が肛門上皮なのか筋層なのかを見極める.
痔瘻のうち低位筋間痔瘻は原発巣の膿瘍が歯状線より低位の筋間に存在するが,二次瘻管は浅外括約筋・皮下外括約筋を破って二次口に達する.感染経路と感染病巣の違いを認識して手術術式を理解する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024