Japanese
English
特集 放置できない肛門部疾患の診断と治療
II. 各論
2.嵌頓痔核の診断と治療
Diagnosis and treatment of incarcerated hemorrhoids
鮫島 隆志
1
,
丹羽 清志
1
,
江藤 忠明
1
,
緒方 俊二
1
,
鮫島 加奈子
1
,
山元 由芙子
1
,
今村 芳郎
1
,
西俣 伸亮
1
,
濱元 ひとみ
1
,
平川 あさみ
1
,
鮫島 由規則
1
T. Sameshima
1
,
K. Niwa
1
,
T. Eto
1
,
S. Ogata
1
,
K. Sameshima
1
,
Y. Yamamoto
1
,
Y. Imamura
1
,
N. Nishimata
1
,
H. Hamamoto
1
,
A. Hirakawa
1
,
Y. Sameshima
1
1鮫島病院
キーワード:
嵌頓痔核
,
嵌頓痔核の病態
,
嵌頓痔核の治療
Keyword:
嵌頓痔核
,
嵌頓痔核の病態
,
嵌頓痔核の治療
pp.766-770
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_766
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嵌頓痔核は肛門に対する過度の負荷によって内・外痔核が急激に腫脹し,還納不能な脱肛となるもので,突然の発症と激痛を主訴として来院する.還納が可能か困難かを見極め,それに応じた処置で患者の苦痛を緩和させることを優先する.手術の時期は保存的治療後か緊急かのエビデンスがなく,局所の状態と患者背景を考慮して選択する.浮腫状に腫大した痔核に対する手術は術後合併症のリスクを伴うため十分な経験を要する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021