Japanese
English
特集 よくわかる肛門疾患—診断から手術まで
各論
内痔核に対するALTA硬化療法のポイント
Key points of ALTA sclerotherapy for internal hemorrhoids
鮫島 隆志
1
,
丹羽 清志
1
,
江藤 忠明
1
,
緒方 俊二
1
,
鮫島 加奈子
1
,
山元 由芙子
1
,
今村 芳郎
1
,
西俣 伸亮
1
,
濵元 ひとみ
1
,
平川 あさみ
1
,
家守 雅大
1
,
鮫島 由規則
1
Takashi SAMESHIMA
1
1潤愛会鮫島病院
キーワード:
内痔核
,
硫酸アルミニウムカリウムタンニン酸
,
ALTA
,
ALTA療法
Keyword:
内痔核
,
硫酸アルミニウムカリウムタンニン酸
,
ALTA
,
ALTA療法
pp.933-939
発行日 2022年8月20日
Published Date 2022/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213793
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【ポイント】
◆Aluminum potassium sulfate and tannic acid sclerotherapy(ALTA)療法は,痔核の縮小とともに痔核出血の速やかな改善が得られる低侵襲治療で,それまで結紮切除法が主であった痔核の外科治療に大きな変革をもたらした.
◆ALTA療法は内痔核に対する治療法であり,外痔核や肛門ポリープおよび痔核に随伴する器質的な変化を伴う病態や嵌頓状態の痔核には用いることはできない.また,直腸脱や直腸粘膜脱にも安易に用いるべきではない.
◆ALTA療法の四段階注射法および注入量には,推奨される器材や基準量がある.これらを遵守することが,ALTA療法の最大効果を得ることのみならず,有害事象や合併症の防止,軽減につながる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年8月末まで)。
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