特集 形成外科医に学ぶ手術手技─消化器・一般外科医が知りたいコツと工夫
Ⅱ.形成外科の基本手技 3)乳房再建
葛城 遼平
1
,
佐武 利彦
1
,
武藤 真由
2
1富山大学学術研究部医学系形成再建外科・美容外科
2横浜市立大学附属市民総合医療センター形成外科
キーワード:
乳房再建
,
自家組織
,
人工物
Keyword:
乳房再建
,
自家組織
,
人工物
pp.1835-1844
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003040
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乳癌薬物療法は目覚ましく発展しているが,原発性乳癌における治療の中心はやはり手術である。乳癌罹患は40代から60代に多く,他癌腫と比較して若年であるが,適切な治療によって長期生存を得ることが多い。それゆえ,整容性に配慮した手術がなされなかった場合には,治療後も長年にわたって乳房の変形や欠損を抱えて過ごすことになる。乳癌診療の入口は乳腺外科や一般外科であり,主治医である外科医が再建知識を深めることで,整容面にまで配慮したより質の高い個別化治療をコーディネートすることができる。
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