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特集 外科・形成外科の連携と展望
乳癌切除後の乳房再建術
Reconstructive mammoplasty after breast cancer operation
酒井 成身
1
Shigemi SAKAI
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院形成外科
キーワード:
乳癌
,
乳房
,
乳房再建
Keyword:
乳癌
,
乳房
,
乳房再建
pp.1555-1561
発行日 1998年12月20日
Published Date 1998/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903462
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乳癌術後において乳房再建を行うことは患者のQOLを向上させる意味で,その効果は非常に大きい.乳房再建で最も簡単な方法は,生理食塩水を満たす生理食塩水バッグを挿入することである.また生理食塩水バッグ挿入部に皮膚の緊張のある場合は,まずティッシュ・エクスパンダーを挿入し,皮膚や皮下組織が伸展したなら生理食塩水バッグに入れ替えることができる.このティッシュ・エクスパンダーは乳腺皮下切除などで,少しでも乳房の形を保ちたい場合に患者の再建に対する考えがまとまるまで一時的に入れておくことができる.これらのほかに広背筋皮弁,腹直筋皮弁を用いる方法がある.
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