手術手技
直腸癌に対するロボット支援下大動脈周囲リンパ節郭清の手術手技
山川 雄士
1
,
春木 伸裕
1
,
越智 靖夫
1
,
佐藤 怜央
1
,
篠田 憲幸
1
1トヨタ記念病院消化器外科
キーワード:
ロボット支援下
,
大動脈周囲リンパ節郭清
Keyword:
ロボット支援下
,
大動脈周囲リンパ節郭清
pp.1113-1118
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002846
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
大腸癌の発生率は年々増加傾向にあるが,診断および治療技術の向上により早期発見,早期治療が可能となってきた。しかし,一方で,肝転移,肺転移,遠隔リンパ節転移などを呈してから発見される進行癌症例も少なくないのが現状である。これらStageⅣ大腸癌の累積5年生存率は,大腸癌研究会・大腸癌全国登録(2000~2004年)によると結腸癌19.9%,直腸癌14.8%,全部位18.8%ときわめて不良である。しかし,最近では転移巣の合併切除などにより長期生存している報告もあり,わが国で行われた多施設集計では肝転移切除例の5年生存率は39.2%,肺転移切除例では46.7%であった1,2)。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.