特集 修練医必携 腸閉塞の治療戦略と手術
炎症性腸疾患による腸閉塞の治療戦略と手術
関戸 悠紀
1
,
荻野 崇之
2
,
水島 恒和
3
1大阪大学消化器外科学
2大阪大学消化器外科学/同 炎症性腸疾患治療学寄附講座
3大阪大学炎症性腸疾患治療学寄附講座/大阪警察病院消化器外科
キーワード:
狭窄形成術
,
stoma outlet obstruction
,
afferent limb syndrome
Keyword:
狭窄形成術
,
stoma outlet obstruction
,
afferent limb syndrome
pp.1799-1806
発行日 2021年11月15日
Published Date 2021/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002497
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炎症性腸疾患は腸管に慢性炎症をきたす原因不明の疾患でクローン病(Crohn’s disease;CD)と潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)に分類される。わが国では難病指定されており,受給者証所持者は2017年時点でCD:約4万人,UC:約13万人であり,増加傾向にある。いずれも遺伝因子に加え,腸内細菌や環境因子と免疫応答が複合的に影響した多因子疾患と考えられている。
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