特集 腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)の現状と展望
Ⅰ.総論 4)LECS手術手技概論
橋本 佳和
1
,
小島 洋平
1
,
鶴見 賢直
1
,
大木 亜津子
1
,
竹内 弘久
1
,
阿部 展次
1
1杏林大学医学部付属病院上部消化管外科
キーワード:
腹腔鏡・内視鏡合同手術
,
粘膜下腫瘍
Keyword:
腹腔鏡・内視鏡合同手術
,
粘膜下腫瘍
pp.1643-1653
発行日 2021年10月15日
Published Date 2021/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002454
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腹腔鏡・内視鏡合同手術(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery;LECS)は,リンパ節転移を伴わない,あるいはリンパ節転移の可能性が低い胃粘膜下腫瘍(消化管間質腫瘍や神経鞘腫,平滑筋腫,神経内分泌腫瘍など)に対する新しい術式として2008年にHikiら1)により報告され,2014年に保険収載に至った。LECSはその低侵襲性と良好な手術成績から多くの施設で導入され,日本内視鏡外科学会のアンケート調査では年間500例を超えるLECSが行われるようになっており,年々漸増している(図1)2)。
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