総特集 消化器・一般外科手術における感染対策・周術期管理
Ⅱ.各論 2)胃手術における感染対策・周術期管理
畑 啓昭
1
,
末永 尚浩
2
,
大谷 哲之
2
,
松末 亮
2
,
山口 高史
2
,
猪飼 伊和夫
2
1京都医療センター外科/感染制御部
2京都医療センター外科
キーワード:
胃切除
,
胃癌
,
周術期管理
Keyword:
胃切除
,
胃癌
,
周術期管理
pp.1701-1709
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001937
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NCD(National Clinical Database)のデータによると,全国で年間,胃切除術(幽門側胃切除術・幽門保存胃切除術など)が約3万7,000件,胃全摘術(噴門側胃切除術を含む)が約1万7,000件行われている。また,合併症・周術期死亡の発生割合は,胃切除術で約6%・約1.3%,胃全摘術で約10%・約2%と決して少なくない頻度で生じており,周術期を通して十分な予防・診断・治療対策が必要と考えられる(図1)1)。
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