特集 大腸外科手術におけるトラブルシューティング
Ⅱ.腸管・他臓器損傷 5)TaTMEにおける他臓器損傷の予防と対処法
棟近 太郎
1
,
梶谷 竜路
1
,
薦野 晃
1
,
愛洲 尚哉
1
,
吉松 軍平
1
,
長谷川 傑
1
1福岡大学消化器外科
キーワード:
骨盤解剖
,
尿道損傷
,
腹腔側操作と肛門側操作の協調運動
Keyword:
骨盤解剖
,
尿道損傷
,
腹腔側操作と肛門側操作の協調運動
pp.1173-1183
発行日 2020年7月15日
Published Date 2020/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001784
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直腸癌に対する標準術式は直腸間膜全切除(total mesorectal excision;TME)である。術後の局所再発を防ぐためにはCRM(circumferential resection margin)を確保することが重要である。腹腔鏡の拡大視効果により,細かな解剖の理解が進む一方で,腫瘍の位置や患者の体格などにより,通常の腹腔鏡手術では操作が困難である症例にも遭遇する。
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