特集 イラストで見る消化器癌手術アトラス
Ⅱ 食道・胃 2 胸腔鏡下食道癌手術におけるHybrid体位アプローチ
竹内 優志
1
,
松田 諭
1
,
川久保 博文
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化器)
キーワード:
胸腔鏡下食道癌手術
,
Hybrid体位アプローチ
,
反回神経周囲リンパ節郭清
Keyword:
胸腔鏡下食道癌手術
,
Hybrid体位アプローチ
,
反回神経周囲リンパ節郭清
pp.733-738
発行日 2023年5月31日
Published Date 2023/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003323
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胸腔鏡下食道癌手術の最適なアプローチ法はまだ定まっておらず,腹臥位で施行する施設と左側臥位で施行する施設があり,施設ごとに種々の工夫がなされている1,2)。われわれは腹臥位と左側臥位の欠点を補いつつ利点を効果的に活用するために,手術台のローテーションを用いて,上・中縦隔のリンパ節郭清を左側臥位,下縦隔リンパ節郭清を仰臥位で行うHybrid体位を導入している3)。胸部操作終了後,仰臥位としてHALS(hand-assisted laparoscopic surgery)にて腹腔内リンパ節郭清と胃管作製を施行し,後縦隔経路に胃管を引き上げ頸部にて吻合を行っている。
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