手術症例報告
腹腔鏡下に整復し,一期的に単孔式TEP法で治療した閉鎖孔ヘルニア嵌頓の2例
三賀森 学
1
,
鈴木 陽三
1
,
大塚 正久
1
,
古川 健太
1
,
浅岡 忠史
1
,
赤松 大樹
1
1大阪警察病院外科
キーワード:
閉鎖孔ヘルニア
,
single-incision laparoscopic surgery(SILS)
,
totally extraperitoneal repair(TEP)
Keyword:
閉鎖孔ヘルニア
,
single-incision laparoscopic surgery(SILS)
,
totally extraperitoneal repair(TEP)
pp.1621-1626
発行日 2019年10月15日
Published Date 2019/10/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001426
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閉鎖孔ヘルニアの治療においては鼠径ヘルニアに準じた手術加療が行われる。近年,閉鎖孔ヘルニアに対する腹腔鏡手術の有用性の報告が多くなされているが,手術方法などは一定せず,その治療方針についてはいまだ統一された選択基準はない1)。また,腸管嵌頓の際の整復法や,メッシュ留置の是非などは鼠径ヘルニアと同様に閉鎖孔ヘルニアにおいても問題となる。
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