Japanese
English
特集 低侵襲内視鏡外科手術の最前線
II. 各論
2. 胃
1)胃癌に対するAI支援腹腔鏡下胃切除術の可能性
Development of artificial intelligence assisted laparoscopic gastrectomy for gastric cancer
衛藤 剛
1
,
青山 佳正
1
,
鈴木 浩輔
1
,
上田 貴威
1
,
白下 英史
1
,
徳安 達士
2
,
猪股 雅史
3
T. Etoh
1
,
Y. Aoyama
1
,
K. Suzuki
1
,
Y. Ueda
1
,
H. Shiroshita
1
,
T. Tokuyasu
2
,
M. Inomata
3
1大分大学
2福岡工業大学情報工学部情報システム工学科
3大分大学消化器・小児外科
キーワード:
胃癌
,
人工知能
,
腹腔鏡下胃切除術
,
合併症予防
Keyword:
胃癌
,
人工知能
,
腹腔鏡下胃切除術
,
合併症予防
pp.245-250
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_245
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外科医の高度な「暗黙知」を術中ランドマーク表示として「みえる化」することで,解剖の誤認によって生じる術中偶発症を減少させうると考えた.胃癌手術において臨床的課題である膵液漏の回避に有用なランドマークを,膵臓および膵周囲に形成されるくぼみ(dimpling)と定義し,術中リアルタイムにランドマークを人工知能(artificial intelligence:AI)で教示することが可能であった.われわれが日本医療研究開発機構(AMED)事業で現在進めているAI支援腹腔鏡下胃切除術の技術開発について紹介する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023