Japanese
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特集 消化器外科手術 助手の極意—開腹からロボット手術まで
上部消化管領域
腹腔鏡下胃切除術における助手の極意
Essential points for surgical assistants during laparoscopic gastrectomy
高橋 徹
1
,
稲木 紀幸
1
Tohru TAKAHASHI
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院消化器・一般外科
キーワード:
腹腔鏡下胃切除術
,
定型化
,
マニュアル
,
助手
,
手術手技
Keyword:
腹腔鏡下胃切除術
,
定型化
,
マニュアル
,
助手
,
手術手技
pp.1294-1300
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213178
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【ポイント】
◆術者,助手,カメラ助手の目的意識を統一するため,手術中に使用する言語は一般的でありながら,わかりやすくそのチームで慣れ親しんだ言葉を用いる.
◆術野内の鉗子の方向・動き,臓器に対する愛護的扱い,おのおのの場面での視野展開のみならず,術野外の術者,助手の動きを忠実に再現できるように,模範すべき手術動画を何度も繰り返し閲覧し,予習・復習を必ず行う.
◆手術中は次の手順で使用する道具などを器械出し看護師やカメラ助手に伝え,術者のストレス軽減や手術の円滑な進行に努める.
◆助手にとって一番重要なのは,静止した面を形成し術野を安定させることである.慣れてきた段階で術者の意図に沿った動きを加え,視野が静止しているような展開を試みる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年11月末まで)。
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