特集 外科解剖に基づく腹腔鏡下横行結腸癌手術
中部横行結腸癌に対するD3リンパ節郭清を伴う腹腔鏡下結腸部分切除術
上野 雅資
1
,
秋吉 高志
1
,
長嵜 寿矢
1
,
小西 毅
1
,
長山 聡
1
,
福長 洋介
1
1がん研有明病院大腸外科
キーワード:
横行結腸癌
,
腹腔鏡下結腸手術
,
結腸癌リンパ節郭清
Keyword:
横行結腸癌
,
腹腔鏡下結腸手術
,
結腸癌リンパ節郭清
pp.1183-1187
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001304
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本特集の総説で述べられたように,横行結腸の血管系の変異は,他の部位よりも多彩であり,確実にD3リンパ節郭清をするためには,主幹血管の同定がきわめて重要である1,2)。あらかじめ画像検査を精査して,主幹動静脈の走行を同定しておくことは大切であるが,患者の体型や撮影条件などにより,必ずしもこれらの血管の同定は容易ではない。このため,横行結腸間膜を十分に展開して,支配血管を確認しつつ,手術操作を進める必要がある。
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