特集 大腸癌手術におけるリンパ節郭清の理論と手技
腹腔鏡手術における横行結腸癌に対するリンパ節郭清
岡林 剛史
1
,
鶴田 雅士
1
,
茂田 浩平
1
,
清島 亮
1
,
足立 陽子
1
,
北川 雄光
1
1慶應義塾大学医学部外科学(一般・消化器)
キーワード:
横行結腸癌
,
リンパ節郭清
,
腹腔鏡手術
Keyword:
横行結腸癌
,
リンパ節郭清
,
腹腔鏡手術
pp.265-272
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001573
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横行結腸癌に対する手術は一般に難度が高い手術と考えられている。その理由として,横行結腸間膜を解剖学的に正確に定義することが難しいこと,複雑な血管解剖などが挙げられる。このため横行結腸癌に対するリンパ節郭清手技は施設間で大きく異なり,標準化は十分になされていないのが現状である。
本稿では,当院における横行結腸癌に対するリンパ節郭清術について示し,われわれが安全に手術を行ううえで注意している点について解説する。
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