特集 肝胆膵外科手術におけるトラブルシューティング
Ⅱ.胆道 2)肝門部領域胆管癌手術における細径・菲薄胆管の再建法
松村 優
1
,
有田 淳一
1
,
石沢 武彰
1
,
金子 順一
1
,
赤松 延久
1
,
長谷川 潔
1
1東京大学肝胆膵外科,人工臓器・移植外科
キーワード:
肝門部領域胆管癌
,
胆道再建
,
細径・菲薄胆管
Keyword:
肝門部領域胆管癌
,
胆道再建
,
細径・菲薄胆管
pp.1035-1042
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001261
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肝門部領域胆管癌では,胆管を末梢で切離する必要があり,切除断端の胆管は細径かつ菲薄であることも多い。胆管は1度裂けてしまうとさらに脆弱になり,修復が困難になっていく。急ぐよりも,できる限り運針の失敗なく慎重に行うことが結果的にスムーズな手術につながる。また,胆管の解剖学的変異は吻合の視野に影響するため,どのような吻合になるのか,あらかじめ想定しておくことも重要である。
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