特集 誌上ディベート肝胆膵外科におけるcontroversial surgery
2.肝細胞癌に対する腹腔鏡下肝切除のfirst choice
池田 哲夫
1
,
小林 信
2
1九州大学先端医療イノベーションセンター/福岡歯科大学総合医学講座内視鏡センター
2国立がん研究センター東病院肝胆膵外科
pp.265-265
発行日 2019年3月15日
Published Date 2019/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001084
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系統的肝切除術は「腫瘍の局在領域を支配する門脈の走行を考慮して,肝切除をすべきである」という観点から,最も根治的な手技である。同時に術前の腫瘍局在診断と外科解剖の十分な理解があれば,残存機能肝容量温存を含めてきわめて安全な手技となり得る。今回はわれわれの行っている系統的肝切除のうち,とくに区域あるいは亜区域切除を行う手技の根拠となっている肝臓の外科解剖に関して解説する。
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