外科における先進医療と高度医療
腹腔鏡補助下肝切除術
藤田 倫寛
1
,
新田 浩幸
,
佐々木 章
,
若林 剛
1岩手医科大学 外科
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
外科用ステープラー
,
腹腔鏡法
,
トロカール
Keyword:
Hepatectomy
,
Liver Neoplasms
,
Laparoscopy
,
Surgical Instruments
,
Surgical Staplers
pp.624-627
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009214496
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腹腔鏡補助下肝切除術(部分切除および外側区域切除を除く)が国内初の高度医療として承認された。葉切除などの大きな肝切除を対象とし、腹腔鏡下(気腹法)による肝授動操作と小開腹をおいた腹腔鏡補助下による肝離断操作の2段階で行う手術である。従来の開腹手術と比較して明らかに創が小さく、体壁破壊の点から患者の負担が小さい。卓越した内視鏡外科手術手技は不要であり、今後の普及が期待される。
©Nankodo Co., Ltd., 2009