特集 括約筋間直腸切除術(ISR)の手術手技
術前MRIによるISRの適応診断
塚本 俊輔
1
,
三宅 基隆
2
,
金光 幸秀
1
,
志田 大
1
,
坂本 良平
1
,
森谷 弘乃介
1
1国立がん研究センター中央病院大腸外科
2国立がん研究センター中央病院放射線診断科
キーワード:
MRI
,
intersphincteric resection(ISR)
,
abdominoperineal resection(APR)
Keyword:
MRI
,
intersphincteric resection(ISR)
,
abdominoperineal resection(APR)
pp.1819-1824
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000963
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従来,肛門に近い進行下部直腸癌に対しては,腹会陰式直腸切断(abdominoperineal resection;APR)が標準手術とされてきたが,近年は肛門温存を目的として括約筋間直腸切除術(intersphincteric resection;ISR)が徐々に広まってきた。ISRはAPRと比較して,術中の剥離面が腫瘍に近くなり局所再発の増加が危惧されるため,進行癌に対してはとくに術前診断が重要となる1)。そのため,術前に正確に腫瘍の広がりを評価して適切な術式を選択することが必要となる。
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