特集 腹部ヘルニア手術のすべて
Ⅰ.総論 3)鼠径部ヘルニア手術のための解剖② ─TAPP,TEP,腹膜前到達法を行ううえで必要な解剖知識
佐藤 大介
1
,
川原田 陽
1
,
藤宮 峯子
2
,
鈴木 善法
1
,
北城 秀司
1
,
奥芝 俊一
1
1国家公務員共済組合連合会斗南病院外科
2札幌医科大学解剖学第2講座
キーワード:
鼠径部ヘルニア
,
解剖
,
腹腔鏡下ヘルニア修復術
Keyword:
鼠径部ヘルニア
,
解剖
,
腹腔鏡下ヘルニア修復術
pp.957-966
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000733
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腹腔鏡下ヘルニア修復術(transabdominal preperitoneal repair;TAPP法,totally extraperitoneal repair;TEP法),および鼠径部切開による腹膜前到達法(Kugel法)は,いずれも腹膜前腔を剝離しメッシュを展開することを本質とする術式である。とくに腹腔鏡手術では,鼠径部切開法とは異なる腹腔側から観察した腹腔内・腹膜前腔の鼠径部解剖の理解が重要である。
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