手術手技
感染性WON に対する後腹膜鏡補助下ネクロセクトミー
北里 周
1
,
黒木 保
1
,
藤岡 ひかる
1
1長崎医療センター外科
キーワード:
WON
,
ネクロセクトミー
,
急性膵炎
Keyword:
WON
,
ネクロセクトミー
,
急性膵炎
pp.197-201
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000571
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Atlanta 分類2012 1)により,急性膵炎の膵局所合併症は発症からの経過時間と壊死の有無によって4 つのカテゴリーに分類された。わが国における『急性膵炎診療ガイドライン2015』2)においても同様に4 カテゴリーに分類され,感染の有無により治療の適応,治療法が示されている。感染性walled-off necrosis(WON)に対してはドレナージ,ネクロセクトミーが適応となるが,ドレナージによる治療効果が得られない場合にはネクロセクトミーが行われる(step-up approach 法)3,4)。われわれは,経皮的ドレナージを含む内科的治療抵抗性の感染性WON に対して後腹膜鏡補助下ネクロセクトミーを行っており,その手技と利点を紹介する。
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