手術手技
彎曲型Linear Stapler を用いた胃管作製と頸部食道胃管全周外翻三角吻合の手術手技と成績
竹村 雅至
1
,
瀧井 麻美子
1
,
大嶋 勉
1
,
田中 芳憲
1
,
藤尾 長久
1
1景岳会南大阪病院外科
キーワード:
食道切除術
,
胃管作製
,
食道再建術
Keyword:
食道切除術
,
胃管作製
,
食道再建術
pp.189-195
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000570
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食道癌に対する食道切除後の再建術は,①胃授動,②胃管作製,③胃挙上,④食道胃吻合からなるが,各々にバリエーションが多く,さまざまな利点・欠点を有している。どの術式を選択して組み合わせるかは,施設によりさまざまで,それぞれの術式の有用性が報告されている1,2)。しかし,どの術式を採用するのであれ,再建胃は先端まで血流の良い状態で頸部まで余裕をもって挙上でき,術後QOL の向上が得られる機能を有することが重要である。さらに,頸部食道胃管吻合では,縫合不全の発症が低頻度で,狭窄が少なく簡便で安価な方法が望ましい。
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