特集 この手術に欠かせない必須デバイス紹介─こだわりの理由と正しい使用法
腹腔鏡下胃全摘術に欠かせない必須デバイス─Internal Organ Retractor を用いた良好な視野展開
井田 智
1
,
熊谷 厚志
1
,
布部 創也
1
,
大橋 学
1
,
比企 直樹
1
1がん研有明病院消化器センター胃外科
キーワード:
腹腔鏡下胃全摘
,
視野展開
,
Internal Organ Retractor
Keyword:
腹腔鏡下胃全摘
,
視野展開
,
Internal Organ Retractor
pp.17-22
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000532
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早期胃癌に対する腹腔鏡下胃切除術は,広く受け入れられているが,腹腔鏡下胃全摘術(laparoscopictotal gastrectomy;LTG)はいまだ難度の高い術式とされている。その理由の1 つに,腹腔鏡下での食道空腸吻合の困難さがあげられる。上腹部の狭い視野,かつポートから遠い位置での吻合・縫合操作が必要であり,技術的に難しい手技といえる。しかし,吻合トラブルは重篤な合併症となるため,安全で確実な手技が求められる。
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