手術症例報告
側方リンパ節転移を伴った10 mmの直腸NETの1例
嶋田 仁
1
,
野田 顕義
1
,
佐々木 貴浩
1
,
宮島 伸宜
1
,
大坪 毅人
2
1聖マリアンナ医科大学東横病院消化器病センター
2聖マリアンナ医科大学消化器・一般外科
キーワード:
直腸NET
,
側方リンパ節転移
Keyword:
直腸NET
,
側方リンパ節転移
pp.1233-1237
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000014
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膵・消化管神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor;NET)は小さい腫瘍でも高率にリンパ節転移をきたすといわれている1)。わが国では消化管NETは下部直腸に好発するため,その治療方針が重要となる。2015年に『膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET)診療ガイドライン』2)が発行され,その治療方針に一定の見解が示されたが,手術内容に関してはまだ十分な検討がなされているとはいえない。今回,われわれは,10 mmの直腸NETに側方リンパ節転移を伴った症例を経験したため報告する。
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