手術症例報告
腹腔鏡手術が有用であった魚骨のS状結腸穿通による腹腔内炎症性腫瘤の1例
市川 健
1
,
河埜 道夫
1
,
近藤 昭信
1
,
田中 穣
1
,
長沼 達史
1
,
伊佐地 秀司
2
1済生会松阪総合病院外科
2三重大学肝胆膵・移植外科
キーワード:
魚骨
,
大腸穿通
,
腹腔鏡手術
Keyword:
魚骨
,
大腸穿通
,
腹腔鏡手術
pp.1239-1242
発行日 2017年7月15日
Published Date 2017/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000015
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消化管異物は通常そのほとんどが自然排出され,穿孔・穿通をきたすことはまれであるが,消化管穿孔をきたす原因のなかでは魚骨による消化管穿孔が多い。魚骨による消化管穿孔例に対する治療では,近年腹腔鏡手術による報告例1)が増加してきているが,下部消化管領域における穿孔・穿通例における報告例はいまだに少ない。
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