直腸癌側方リンパ節転移のすべて
直腸側方リンパ節,側方郭清 歴史と変遷
藤田 伸
1
,
固武 健二郎
1栃木県立がんセンター 大腸外科
キーワード:
リンパ行性転移
,
直腸腫瘍
,
リンパ節
,
リンパ節郭清
,
EBM
,
癌取扱い規約
Keyword:
Lymph Node Excision
,
Lymph Nodes
,
Lymphatic Metastasis
,
Rectal Neoplasms
,
Evidence-Based Medicine
pp.1438-1442
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014009720
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直腸の側方リンパ流が記載されてから約100年,側方郭清が報告されてから約50年を経過した.その間,紆余曲折を経て,側方リンパ節転移の制御を側方郭清に求めているのは世界でも本邦のみという状況となり,側方郭清の範囲も時代とともに縮小しつつある.側方郭清に関する十分なエビデンスはなかったが,予防的側方郭清の臨床試験であるJCOG0212試験によりはじめて重要なエビデンスが得られることとなり,側方郭清の新たな時代を迎えようとしている.
©Nankodo Co., Ltd., 2013