Japanese
English
症例
黒色の衣服への長時間の日光照射により生じたと思われる低温熱傷の1例
Low-temperature burns caused by wearing dark clothes and exposure to sunlight
竹谷 絵里
1
,
髙山 茜
1
,
西島 千博
1
,
稲沖 真
1
,
納村 直希
2
Eri TAKEYA
1
,
Akane TAKAYAMA
1
,
Chihiro NISHIJIMA
1
,
Makoto INAOKI
1
,
Naoki OSAMURA
2
1金沢医療センター,皮膚科(主任:稲沖 真部長)
2同,整形外科
キーワード:
低温熱傷
,
熱中症
,
局所陰圧閉鎖療法
,
逆行性腓腹動脈皮弁
Keyword:
低温熱傷
,
熱中症
,
局所陰圧閉鎖療法
,
逆行性腓腹動脈皮弁
pp.1565-1568
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000006136
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82歳,女性。9月の真夏日の午前中に黒色のズボンをはいて農作業を行い,13時半頃仰臥位で倒れていたため熱中症として搬送された。両下肢の伸側に紅斑,水疱,びらんがあり,熱傷と考え治療を開始した。第16病日には右下腿では皮下に及ぶ黒色壊死がみられ,その後,右脛骨の一部が露出した。局所陰圧閉鎖療法と分層植皮術を行ったが右脛骨の露出が残ったので,右下腿屈側からの逆行性腓腹動脈皮弁を行い閉創した。自験例は黒色のズボンへの日光照射によりズボンの温度が上昇し,それが長時間皮膚に触れて低温熱傷を生じたと考えた。衣服等への長時間の日光照射で低温熱傷を生じることがまれにあり,注意を要する。

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