Japanese
English
症例
全身性エリテマトーデスに合併したSerratia marcescensによる多発皮下膿瘍の1例
Multiple subcutaneous abscesses caused by Serratia marcescens in a patient with systemic lupus erythematosus
竹中 美結
1
,
川上 佳夫
1
,
砂川 滉
1
,
水田 康生
1
,
杉原 悟
1
,
三宅 智子
1
,
平井 陽至
1
,
森実 真
1
Miyu TAKENAKA
1
,
Yoshio KAWAKAMI
1
,
Ko SUNAGAWA
1
,
Yasuki MIZUTA
1
,
Satoru SUGIHARA
1
,
Tomoko MIYAKE
1
,
Yoji HIRAI
1
,
Shin MORIZANE
1
1岡山大学学術研究院医歯薬学域,皮膚科学分野(主任:森実 真教授)
キーワード:
全身性エリテマトーデス
,
免疫抑制薬
,
石灰化
,
セラチア
Keyword:
全身性エリテマトーデス
,
免疫抑制薬
,
石灰化
,
セラチア
pp.506-510
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005734
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50歳,女性。全身性エリテマトーデスにて長期間ステロイド内服中。1カ月前に左下腿に有痛性の皮膚病変が出現し,近医で抗菌薬内服にて加療されるも改善なく,当科を受診した。左下腿に多発する皮下膿瘍と潰瘍形成を認めた。下肢造影CTでは,両下腿の皮下に石灰化が多発し,病理組織学的にも皮下組織の石灰化と脂肪壊死が認められた。潰瘍部からの細菌培養では,Serratia marcescensが検出された。薬剤感受性のあるレボフロキサシン内服を7日間,その後,ミノサイクリン内服で2カ月間加療し,皮膚症状は治癒した。自験例では,石灰化と脂肪壊死が潰瘍形成の誘因となり,長期ステロイド内服による免疫抑制によってSerratia marcescensが二次的に感染した可能性が示唆された。

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