Japanese
English
特集 乾癬
自己免疫性肝炎が背景にあると考えた膿疱性乾癬の1例
Generalized pustular psoriasis with a background of autoimmune hepatitis
野口 直杜
1
,
金 里紗
1
,
黒田 ひなの
1
,
的野 智光
2
,
国定 充
1
Naoto NOGUCHI
1
,
Risa KIM
1
,
Hinano KURODA
1
,
Tomomitsu MATONO
2
,
Makoto KUNISADA
1
1兵庫県立はりま姫路総合医療センター,皮膚科(主任:国定 充診療科長・部長)
2同,消化器内科
キーワード:
膿疱性乾癬
,
自己免疫性肝炎
,
スペソリマブ
Keyword:
膿疱性乾癬
,
自己免疫性肝炎
,
スペソリマブ
pp.423-426
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005714
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74歳,女性。自己免疫性肝炎の治療中に全身の紅斑と膿疱および利尿薬に治療抵抗性の下腿浮腫が生じ,膿疱性乾癬の診断に至った。重症度分類では重症であったが,IL-36受容体抗体であるスペソリマブによる治療にて,全身の皮疹と下腿浮腫は速やかに消退した。膿疱性乾癬だけではなく,自己免疫性肝炎の病態の制御にもTh17細胞産生サイトカインシグナルが関与するとされ,また自己免疫性肝炎の遺伝学的背景には乾癬の下流標的のひとつでもあるSTAT4の関連が示唆されている。これらから自己免疫性肝炎と膿疱性乾癬は共通する病態の要素があり,自験例では相互に関連しあっている可能性を考えた。

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