Japanese
English
症例
単回使用陰圧創傷治療システムを用いて外来通院で植皮術を行った大腿遠位部皮膚潰瘍の1例
Skin ulcer of the distal thigh treated with outpatient skin grafting using a single-use negative pressure wound therapy system
毛山 剛
1
Tsuyoshi KEYAMA
1
1けやまクリニック,形成外科,高知市
キーワード:
局所陰圧閉鎖療法
,
大腿潰瘍
,
外来
,
植皮
Keyword:
局所陰圧閉鎖療法
,
大腿潰瘍
,
外来
,
植皮
pp.57-60
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004949
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局所陰圧閉鎖療法は創部を密閉し持続的陰圧を加えることで創傷治癒を促進させる方法である。近年になり装置の小型化が進み,外来患者にも使用可能な装置が開発された。下肢潰瘍などの難治性皮膚潰瘍の治療法としては植皮術が選択されることがあるが,植皮術は術後の局所安静が必要となる。高齢者の下肢潰瘍などに対して入院にて植皮術を行った場合,術後の安静により日常生活動作(ADL)の低下が危惧される。今回われわれは,外来で使用できる単回使用陰圧創傷治療システムを用いて,外来にて植皮術を含めた治療を行った高齢者の広範囲大腿皮膚潰瘍の症例を経験した。患者のADLを損なうことなく,創治癒を得ることができた。
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