Japanese
English
症例
若年女性の外陰に生じた平滑筋腫の1例
Leiomyoma of the vulva in a young woman
平山 愛里彩
1
,
唐川 大
1
,
山口 貴子
1
,
福地 修
1
,
遠藤 幸紀
1
Arisa HIRAYAMA
1
,
Masaru KARAKAWA
1
,
Takako YAMAGUCHI
1
,
Osamu FUKUCHI
1
,
Koki ENDO
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院,皮膚科(主任:遠藤幸紀診療部長)
キーワード:
外陰部平滑筋腫
Keyword:
外陰部平滑筋腫
pp.525-528
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003867
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
19歳,女性。初診1年前に左外陰部に20mmの皮下腫瘤を自覚した。緩徐に増大傾向であり,精査目的で当科を受診した。MRIで外陰部左側に,境界明瞭なT1強調画像で低信号を呈する充実性腫瘤を認めた。病理組織では,真皮内に境界不明瞭な病変があり,分化した平滑筋細胞が束状に錯綜しながら増加する像がみられ,外陰部平滑筋腫と診断した。MRI上で発生部位を特定することは困難であったが,尿道と腟の間に腫瘍が位置していることから,尿道後壁または腟前壁発生と考えられた。
Copyright © 2023, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.