Japanese
English
症例報告
肛門部に生じた平滑筋腫の1例
A case of leiomyoma of the anus
目々澤 愛
1
,
田畑 伸子
1
,
小澤 麻紀
2
,
相場 節也
2
Ai MEMEZAWA
1
,
Nobuko TABATA
1
,
Maki OZAWA
2
,
Setsuya AIBA
2
1仙台赤十字病院皮膚科
2東北大学大学院医学系研究科内科病態学講座皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Sendai Red Cross Hospital
2Department of Dermatology,Division of Internal Medicine,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
平滑筋腫
,
肛門部腫瘍
Keyword:
平滑筋腫
,
肛門部腫瘍
pp.164-166
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100044
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要約
85歳,女性.数十年前より肛門部の皮下に腫瘤が生じ,徐々に拡大,初診時には長径約5cm大の腫瘍が肛門の右側に認められた.腫瘍は薄い線維性の被膜を有し,紡錘形の腫瘍細胞より構成されていた.免疫組織化学ではSMA陽性であり,平滑筋腫と診断した.肛門部の平滑筋腫はきわめて稀であり,内肛門括約筋由来であると考えられているが,自験例においても腫瘍の茎部は内肛門括約筋の方向より生じていた.
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