Japanese
English
特集 蕁麻疹・痒疹
アナフィラキシーに進展した即時型食物アレルギー10例のまとめ
Ten cases of immediate type of food anaphylaxis
上原 顕仁
1
,
遠藤 雪恵
1
,
金 滋仁
1
,
中島 瑞穂
1
,
石川 真衣
1
,
岡 愛菜
1
,
茂木 精一郎
1
,
石川 治
1,2
Akihito UEHARA
1
,
Yukie ENDO
1
,
Jain KIM
1
,
Mizuho NAKAJIMA
1
,
Mai ISHIKAWA
1
,
Aina OKA
1
,
Sei-ichiro MOTEGI
1
,
Osamu ISHIKAWA
1,2
1群馬大学大学院医学系研究科,皮膚科学(主任:茂木精一郎教授)
2石井会石井病院,皮膚科,伊勢崎市
キーワード:
口腔アレルギー症候群
,
アナフィラキシー
,
トマト
,
豆乳
Keyword:
口腔アレルギー症候群
,
アナフィラキシー
,
トマト
,
豆乳
pp.1471-1475
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003469
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
当科で経験した食物アナフィラキシー10例についてまとめ,代表的な口腔アレルギー症候群の2例を提示した。症例1:54歳,男性。無調整豆乳摂取後に鼻汁と全身の皮疹が出現した。シラカンバ特異的IgEがクラス4であった。症例2:34歳,女性。複数の花粉特異的IgEがクラス3~6であった。食物アナフィラキシー10例の内訳は口腔アレルギー症候群4例,食物依存性運動誘発アナフィラキシー2例,その他4例であった。病歴,特異的IgE,プリックテストで診断した。9例に皮疹,1例に粘膜疹があった。原因食物はトマト3例,豆乳2例,小麦2例などであった。プリックテスト陽性の原因食物の特異的IgE値が陰性のこともあり,注意を要する。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.