Japanese
English
特集 角化症・炎症性角化症
イキセキズマブを投与した乾癬の21例
Real-world use of ixekizumab for 21 patients with psoriasis
國本 真鈴
1
,
今井 康友
1
,
和田 吉弘
1
,
永井 諒
1
,
山西 清文
1
,
金澤 伸雄
1
Marin KUNIMOTO
1
,
Yasutomo IMAI
1
,
Yoshihiro WADA
1
,
Makoto NAGAI
1
,
Kiyofumi YAMANISHI
1
,
Nobuo KANAZAWA
1
1兵庫医科大学,皮膚科学教室(主任:金澤伸雄教授)
キーワード:
イキセキズマブ
,
生物学的製剤
,
drug survival
,
乾癬
Keyword:
イキセキズマブ
,
生物学的製剤
,
drug survival
,
乾癬
pp.1317-1321
発行日 2022年7月1日
Published Date 2022/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003418
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
イキセキズマブは,ヒト化抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体製剤であり,乾癬などに用いられる。当院でイキセキズマブを投与した乾癬の21例を検討した。乾癬の皮疹に対する効果は,投与12週におけるpsoriasis area and severity index(PASI)改善率の平均±標準偏差が78.5±21.0%,投与24週におけるPASI改善率は84.85±17.6%であった。生物学的製剤の投与歴のない13例に限れば,さらに高い効果を認めた。52週後の継続率は85.7%で,生物学的製剤の投与歴は継続率に影響していなかった。イキセキズマブは,生物学的製剤の投与歴のある場合でも継続率が変わらないとする実臨床の報告が多く,二次無効になった場合のイキセキズマブへの変更は有用と思われた。
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.