Japanese
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臨床研究
セクキヌマブを投与した乾癬の30例
Real-world use of secukinumab for 30 patients with psoriasis
尼木 麻実
1
,
今井 康友
1
,
永井 諒
1
,
和田 吉弘
1
,
井上 裕香子
1
,
山西 清文
1
,
金澤 伸雄
1
Mami AMAKI
1
,
Yasutomo IMAI
1
,
Makoto NAGAI
1
,
Yoshihiro WADA
1
,
Yukako INOUE
1
,
Kiyofumi YAMANISHI
1
,
Nobuo KANAZAWA
1
1兵庫医科大学,皮膚科学(主任:金澤伸雄主任教授)
キーワード:
セクキヌマブ
,
生物学的製剤
,
drug survival
,
乾癬
Keyword:
セクキヌマブ
,
生物学的製剤
,
drug survival
,
乾癬
pp.1647-1652
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002885
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当院で,2015年6月〜2020年8月の間にセクキヌマブを投与した乾癬30例について検討した。年齢の平均±標準偏差は50.3±15.0歳,乾癬の平均罹患年数は13.7±9.7年,PASIスコアは17.5±11.0であった。生物学的製剤の投与歴については,投与歴のないバイオナイーブ21例,投与歴のあるバイオスイッチ9例であった。投与16週までにPASI 75を達成した症例は56.7%(17/30例)であったが,バイオナイーブの症例に限れば66.7%(14/21例)と高い効果を認めた。継続率(drug survival)に関しては,バイオナイーブの症例や乾癬を発症してからの期間が短い症例のほうが良好であった。
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