特集 病態から考える薬物療法
第Ⅷ章 膠原病
3 強皮症
浅野 善英
1
Yoshihide ASANO
1
1東北大学大学院医学系研究科,皮膚科学
キーワード:
全身性強皮症
,
免疫異常
,
炎症
,
血管障害
,
線維化
Keyword:
全身性強皮症
,
免疫異常
,
炎症
,
血管障害
,
線維化
pp.780-787
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003266
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全身性強皮症(systemic sclerosis,以下SSc)は皮膚および内臓諸臓器の血管障害と線維化を特徴とする全身性の自己免疫疾患である。SScの臨床症状は極めて多彩だが,本症を適切にマネージメントするには臓器横断的基本病態と臓器別病態修飾因子に分けて統合的に病態を理解する必要がある1)。本稿ではSScの病態の捉え方について概説し,次に個々の薬物療法の意義について解説する。
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